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腰部脊柱管狭窄症の保存的治療(リハビリテーション)
腰部脊柱管狭窄症の保存的治療(リハビリテーション)
   
 

<評価> 担当理学療法士が状態を評価します。
@ 痛み、シビレ
A 下肢筋力 
B 知覚 
C 体幹、下肢の柔軟性
D 体幹筋力(表在筋、深部筋)
※筋収縮を触診や自動運動などで評価を行いますが、それでも評価しづらい場合には表面筋電計を用いることもあります。
E 姿勢、動作
F 間欠性跛行




<運動療法>
目的
@狭窄されている部位以外の運動性を高める。
A体幹筋の筋力を強化し腰椎の安定性を高める。
B二次的に起こる機能障害(筋力低下、柔軟性の低下、不良姿勢)を改善・予防する。
<ストレッチ>
ストレッチにより柔軟性の改善、血液循環の改善、筋痛の緩和などを目的としてストレッチを行います。 骨盤周囲筋の柔軟性の低下により腰椎や骨盤の動きに悪影響を及ぼすこともあるため、体幹だけでなく下肢のストレッチも行っていきます。
股関節や胸椎部などの狭窄部位以外の運動性を高める体操です。 腰椎狭窄部の伸展運動が起こらないように注意して行います。
<骨盤後傾運動>
腰部脊柱管狭窄症は体幹伸展時に症状が悪化し、体幹前屈時に症状が軽減する特徴があるので、骨盤を後傾させて腰椎を屈曲させる運動を指導しています。
<深部体幹筋の収縮方法の指導>
深部体幹筋(インナーマッスル)である腹横筋と多裂筋は脊柱を安定させるために重要な筋肉です。この筋をうまく収縮することができないと腰に負担がかかります。 触知にて収縮の練習を行います。
腹横筋
多裂筋
<深部体幹筋トレーニング>
深部体幹筋(インナーマッスル)である腹横筋、多裂筋を鍛えて腰の負担を減らします。
(1)抗伸展運動
(2)腹筋背筋同時収縮運動
<表在体幹筋トレーニング>
腹直筋、腹斜筋、背筋群(アウターマッスル)を鍛えます。 深部筋・表在筋ともに脊柱の安定性に重要な筋肉です。
腹筋運動
ブリッジ
協調性訓練:バランスボード、バランスボールなど
体幹の柔軟性や筋力があってもその筋をうまく使えてなければ腰に負担をかけてしまいます。協調性訓練を行うことで筋の反応を良くすることや効率の良い身体の使い方を学習し、脊柱の安定性を高め、腰の負担を減らすようにします。
体幹の協調性のトレーニングです。 ※腹筋群と背筋群の調和のとれた働きを良くすることでより運動を円滑に遂行する能力を高めます。
<日常生活の指導>
間違った動作で腰に負担をかけ続けると腰痛、下肢痛の再発・悪化に繋がります。
(例)荷物を持つとき
良い例

悪い例
荷物を持ち上げる時は腰を落として行って下さい。
荷物を運ぶ際は体から離さないようにして下さい。
高い所の荷物を持つなどの作業を行う際は台を用意して高さを調節しましょう
(例)立位での作業
良い例

悪い例
立位での作業を行う際は片方の下肢を台に乗せて作業を行って下さい。 長時間の立位作業はなるべく避けましょう。
(例)坐位姿勢
良い例

悪い例
椅子の奥まで深く座り背もたれにもたれて座りましょう。 長時間の坐位保持は避けましょう。
(例)歩行
脊柱管狭窄症は腰を反らすと症状が強くなる為、少し前かがみにさせて歩くと症状が楽になります。
高齢者にはシルバーカーをお勧めすることもあります。 痛みが強いときは無理に歩かないようにして下さい。 背中を伸ばそうとすると逆効果になることもあるので体が丸まることは決して悪いことではありません。
(例)自転車
腰部脊柱菅狭窄症は一定時間歩行を続けると痛みとしびれが出現し、休憩にて症状が軽減するという典型的な症状(間欠性跛行)があります。
自転車乗車時は骨盤が後傾し、前かがみになるため、歩行するよりも楽に買い物などの外出をすることができます。
<装具療法>
腰の負担を軽減させるためコルセットを装着します。 簡易式のものや支柱付きのコルセット、体幹屈曲保持させる屈曲装具があり、患者さんに合わせて主治医が処方します。
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財団法人日本医療機能評価機構岩井整形外科内科病院は、平成9年に日本医療機能評価機構の審査を受審し、平成10年3月9日認定されました。日本では約9000病院の内51番目で、東京では約700病院の内7番目です。平成15年12月に新バージョン(Ver4.0)での更新審査を受審し、平成16年4月19日に認定されました。
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