岩井グループの取り組み

研究の取り組みについて

医療法人財団岩井医療財団では、患者さんに提供する医療の質の向上を目的として、当財団に属する各病院の医療情報や調査情報を活用した分析研究を実施しております。

これらの研究は、厚生労働省及び文部科学省が定めた「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(平成26年度までは「疫学研究に関する倫理指針」)の規定により、対象とする患者さんのお一人ずつから直接同意を得るのではなく、掲示などにより研究内容についての情報を公開することが必要とされております。

研究内容

臨床研究計画書名 研究責任者 掲載日 公開
情報
『化膿性関節炎の除外における関節液の尿試験紙検査の有用性』への参加 白河厚生総合病院総合診療科 高田俊彦 2023年11月30日
『脊椎内視鏡の手技訓練システムへの画像計測の補助的活用』への参加 竹林研人 2023年11月30日
「人工膝関節置換術における、骨切り方法の違いが臨床成績、X線学的所見に与える影響の観察研究」への参加 古閑比佐志 2023年06月02日
腰椎疾患に対する従来法(MED、MEL、ME-PLIF)と完全内視鏡手術(FESS)の手術成績のretrospectiveな比較 古閑比佐志 2023年04月05日
『腰椎椎間板ヘルニア患者を対象としたコントリアーゼの第III相試験(試験番号:6603/1031)10年後の予後調査に関する臨床研究(研究代表者:国立大学法人浜松医科大学 松山幸弘教授)』への参加 岩井宏樹 2023年02月07日
コンドリアーゼ椎間板内酵素注入療法と内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術の費用対効果の比較検証(日本脊椎脊髄病学会プロジェクト委員会主導研究)への参加 高野裕一 2022年03月15日
単回使用棘間留置器具(Swiftシステム)の治療成績に関する多施設共同研究への参加 古閑比佐志 2021年06月10日
整形外科・脊椎外科疾患の治療成績・予後に関する後ろ向き研究 岩井グループ
全整形外科医
2021年05月11日
頸椎手術患者の頭痛調査 湯澤洋平 2021年05月11日
「側方進入椎体間固定術の合併症のデータベース構築に関する研究」への症例登録参加 高野裕一 2020年12月01日
頚椎人工椎間板置換術の治療成績に関する多施設共同研究への参加(日本脊椎脊髄病学会分野) 柳澤和芳 2020年12月01日
頚椎人工椎間板置換術の治療成績に関する多施設共同研究への参加(日本脳神経外科学会分野) 古閑比佐志 2020年12月01日
第5腰髄神経の狭窄障害を主訴とする内視鏡下手術患者のアウトカムの検討 柳澤和芳 2020年06月08日
硬膜損傷の因子および硬膜損傷に対する治療の方法と成績の関係を明らかにする 藤田宗義 2020年05月07日
頚椎疾患に対する従来法(MED、MEL、ME-PLIF)と完全内視鏡手術(FESS)の手術成績のretrospectiveな比較 古閑比佐志 2020年05月07日
各種遺伝子変異等の分子生物学的異常が脊椎関連疾患に及ぼす影響に関する臨床的研究 岩井宏樹 2019年12月27日
日本整形外科学会症例レジストリー構築に関する研究 日本整形外科学会理事 種市洋 2019年12月27日
日本脳神経外科学会データベース研究事業 山形大学先進医学講座 よしやま孝正 2019年12月27日
内視鏡下椎弓切除術におけるヒトトロンビン含有ゼラチン使用吸収性局所止血剤(フロシール🄬)の止血効果 井上泰一 2019年11月01日
腰椎前弯の減少ないし後弯は椎間板の減高と棘突起の肥大が原因の一つである。 稲波弘彦 2019年01月25日
腰椎除圧術で腰痛は改善するか? 大科将人 2019年01月25日
内視鏡下椎間板切除術の術後成績に腰椎分離症が与える影響 大科将人 2019年01月25日
LLIF術前検査における造影CT検査の必要性についてMRI検査との比較 瀬川知秀 2018年12月25日
硬膜損傷による排尿排便障害は回復するか? 大科将人 2018年09月26日
整形外科領域のDPCデータ及びQOL質問票を用いた医療評価の方法論開発に関する研究 大田美穂子 2018年05月31日
患者立脚型アンケートを用いた内視鏡下手術患者のアウトカムの検討 金子剛士 2016年07月21日
MEDにおけるラーニングカーブと硬膜損傷の関係 井上泰一 2016年07月21日
MED時に起こした硬膜損傷の特徴 井上泰一 2016年07月21日

学術プロジェクト ~ 腰部脊柱管狭窄症に対する保存療法の3群比較研究 ~

現在いくつか申請を行っておりますが、この度日本運動器科学会より、当院での研究に対して助成を得ました。

交付承認書
代表者

髙野 裕一

研究期間

2011年07月09日 ~ 2013年学術集会まで

研究テーマ

第5腰髄神経根障害を呈する腰部脊柱管狭窄症に対する保存療法の3群比較。
― 早期に症状を改善し、かつ費用対効果も優れる方法はどれか? ―

保存療法の3群
  • アセトアミノフェンとプレガバリンの併用
  • 屈曲運動療法
  • 鍼治療

東京大学LSCS(腰部脊柱管狭窄症)多施設共同研究への参加

当グループでは2010年10月より、東京大学医学部附属病院 整形外科・脊椎外科 の「腰部脊柱管狭窄症に関する疫学および予後に関する研究(多施設協同研究)」に参加しています。社会の高齢化に伴い腰部脊柱管狭窄症の患者さんは増加しています。しかし、本疾患のデータが少ないため、頻度や重症度、予後のついて、多施設共同で調査することを目的としています。当グループでは腰部脊柱管狭窄症の患者さんが多く来院されており、本研究に参加することとなりました。来院された腰部脊柱管狭窄症の患者さんを対象に、下記をお願いしております。

  • 腰椎単純MRI検査
  • 上腕下肢血圧比測定(ABI)検査
  • アンケート調査
  • 1年後に再度アンケート調査

本調査は社会貢献性の高いものです。何卒調査の趣旨をご理解の上、本調査にご協力いただけますようお願い申し上げます。

一歩先のスタンダードへ 
岩井グループは東京都に4つの医療・福祉施設を運営しております。脊椎疾患の低侵襲治療を主体とし、内視鏡下手術 27,000件以上の実績を持つ整形外科治療に特化したグループです。
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