l 膝前十字靭帯損傷|稲波脊椎・関節病院

手術・治療のご案内

膝前十字靭帯損傷(断裂)とは

膝の構造 ※ 画像をクリックすると拡大されます。

膝前十字靭帯とは膝関節の中にある靭帯で、運動する時などに膝を安定させる役目をしています。また、略語としてACL(エーシーエル)とも呼ばれます。

 膝前十字靭帯損傷は主にスポーツをしている人に起こり、特にサッカーやバスケットボールなどに方向転換を伴うスポーツに多く見られます。

膝前十字靭帯損傷のMRI写真

正常なACL
正常なACL
損傷したACL
損傷したACL

怪我の原因

膝前十字靭帯損傷(断裂)の原因は「接触型」「非接触型」の二つに分かれます。

接触型
ラグビーやアメリカンフットボールなどでタックルを受ける事により直接外力が加わり損傷(断裂)すること。
非接触型
サッカーやバスケットボールなどのプレー中に転倒、方向転換、着地などでひざを強く捻り、膝がガクッと外れて損傷(断裂)すること。

膝前十字靭帯損傷(断裂)の主な症状

受傷時の症状

スポーツ動作でのストップや、方向転換で踏み込んだ時に、膝の強いずれ感、もしくは「ブチッ」または「ゴキッ」などの衝撃を感じます。

転倒し、数分間は膝を抱え動けないほどですが、その後は歩行は可能なことが多いです。しかし数時間のうちに腫れが起こり、動きが悪くなりますのでなるべく早期に氷で冷やし続けることが望まれます。

痛みは外側に起こりやすいですが、レントゲンでは異常がないことがほとんどです。

その後の症状

2週程度で痛みと腫れも落ち着き、小走りも可能となりますが、踏ん張って身体を支えるのは怖さが残ります。普段の生活はあまり困ることはなく、直線での走りはスピードを上げられますが、ストップ動作には怖さがあり、不用意に止まると膝がズレて亜脱臼が起こります。

膝前十字靭帯損傷(断裂)の診断・治療

診察・診断

「ずれ感」があり、「関節の腫れ」が起こればスポーツ整形外科で膝の専門医の診断とともにMRI検査が必要になります。

治療の流れ

靭帯は断裂していることが多いので、時期を見て靭帯再建術が必要です。受傷初期は正しい診断のもと、早期に関節の動きを良くするリハビリが必要です。動きが良くなれば、再建時期を相談します。

膝前十字靭帯損傷(断裂)の入院から退院後までの流れ

手術前日
入院 術前の準備をします。
※ 飲食は夕食まで摂取可能です。

※ 糖尿病など合併症のある方は術前に数日間入院して頂く場合もございます。

手術当日
準備 注射・点滴などの事前準備を行います。その後、ストレッチャーで手術室へ移動します。※手術前は禁食です。
手術 手術を行います。手術中、レントゲンをとります。
術後 病室へ戻ります。手術後はベッドで安静にしていただき、患部を冷やし続けます。
※ 手術終了1時間後に飲水が可能になります。飲食は手術時間などによって異なりますが、その日の夕食から可能になります。
術後1日
2本松葉杖にて歩く練習と膝の動きのリハビリを開始します。
術後5~7日
松葉杖を1本もしくはなしでの歩行となります。
術後7~10日
退院。
この時は膝に専用の装具をつけていますが、松葉杖は不要です。
当院は土曜日もリハビリを行います。退院と同時に通勤・通学は可能ですが、念のため松葉杖を片方使用します。
退院1~2週後に診察にお越しいただきます。
術後4週
半数の人が階段降下で手すりが不要になります。
術後8週
直線走行が開始になります。
術後4ヶ月
アジリティ練習が開始になります。
術後6ヶ月
チームに合流することができます。

※ 上記は一般的な予定であり、個人差があります。

膝前十字靭帯再建術を受けられた患者さんの声

膝前十字靭帯損傷(断裂)の手術希望の方について

手術までの流れをご一読して頂き、整形外科外来にて内山副院長または山口医師の診察をお受けください。内山副院長はこれまで3,000件以上の前十字靭帯断裂の再建術を行ってきました。その種目数も100以上に渡ります。
男子種目別前十字靭帯断裂再建術件数(内山 1997-2009)
男子種目別ACL再建術件数
女子種目別前十字靭帯断裂再建術件数(内山 1997-2009)
女子種目別ACL再建術件数
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