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質問1 C型慢性肝炎とは?
回答1 C型肝炎ウイルスを原因とし、肝臓に炎症・障害が起こる病気です。C型急性肝炎の約30%は自然に治癒しますが、残りの約70%は慢性肝炎へと進行します。日本に約150万人のC型慢性肝炎患者が存在すると推測されています。自覚症状がないうちに、20〜30年後に約30〜40%の患者さんが肝硬変と進行します。肝硬変になると年率7%で肝癌が発生してきます。また肝不全、食道静脈瘤などの重大な合併症も起こりやすくなります。
質問2 C型肝炎の感染経路は?
回答2 血液や血液製剤を介して感染します。現在では、血液検査でHCV抗体のスクリーニング検査を実地しているので、輸血後のC型肝炎の発症はほとんどありません。出産での感染率は1%前後で、性行為による感染はほとんどありません。また、食器や入浴では感染しません。但し、カミソリ・歯ブラシなど血液が付着する可能性があるものの共用は避けて下さい。
質問3 C型肝炎の診断は?
回答3 HCV抗体が陽性だとC型肝炎の可能性があります。肝臓専門医を受診し、より詳細な採血、腹部エコー・CT・MRI検査などを施行し肝炎進行度や治療の必要性を判断します。インターフェロンの効果予測のために、採血によるウイルス量・遺伝子型や肝生検(入院して肝臓の組織を調べる検査)を行うこともあります。
質問4 治療方法は?
回答4 大きく2つに分類されます。
@ インターフェロン療法:C型肝炎ウイルスを排除して肝炎を治癒させる治療方法です。すべての患者さんに適しているわけではなく、体質的な問題や合併症のために使用出来ないこともあります。
A 対症療法:肝細胞の保護して肝炎の進行を抑制する治療法で、ウルソ(内服薬)・強力ネオミノファーゲンC(注射)などがあります。
質問5 インターフェロン療法とは?
回答5 インターフェロンとは、ウィルスを排除するために、体内で産生される物質です。C型慢性肝炎ではウイルス量が多いため、体内で産生されるインターフェロンだけでは足りず、外からインターフェロンを投与してウイルスを排除して肝炎を治癒させます。日本人の約56%を占める、ウイルス型がT型でウイルス量が多い患者さん(難治例)は、以前のインターフェロン治療では約5%の治癒率でした。最近ではペグインターフェロンと、リバベリンというウイルスの排除を増強する内服薬を併用し約50%が治癒するようになりました。
但し約2週間の入院(4〜5日目以降は外出や外泊も可能)と週1回合計48週間の注射が必要です。退院後は週1回の外来通院と注射です。
質問6 インターフェロン療法の副作用は?
回答6 インターフェロンには様々な副作用がありますが、うつ症状が一番気になる症状です。しかし、インターフェロンを専門的に行っている病院で、経験を積んだ医師にかかると、うつ症状でインターフェロンを中止する場合は少ないと思われます。その他、発熱、倦怠感、脱毛、注射部位の発赤・腫脹・痒み、血小板減少などがありますが、あまり心配はいりません。
また、リバベリン併用時には貧血がみられますが、約1ヶ月で落ち着き、また減量することにより問題ないないと思われます。但し、妊娠中や妊娠希望の患者さんには催奇形性の問題で使用出来ません。
質問7 費用はどの位かかりますか?
回答7 平成19年10月1日からC型慢性肝炎に対して、東京都のインターフェロン治療医療費助成制度が出来ました。また平成20年4月1日からはB型・C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療医療費助成制度が、国庫補助事業に一部上乗せする新制度が創設されました。申請書および、東京都が指定する肝臓専門医療機関による診断書を保健所等に提出すると、その月の初日から1年間助成が受けられます。患者さんの一部負担額は入院、外来を問わず各医療機関(薬局を含む)の支払いの累計が、自己負担額月額(所得に応じ@無料A月額1万円B月額3万円C月額5万円となりました。
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