
ホームページをご覧の皆様、桜が満開の中、2022年度(令和4年)がスタートしました。また一方では、2年間に渡るCOVID-19の対応に追われた年でもありました。
当院は関節の手術は週2~3件はありますが、その他は脊椎の低侵襲に特化しています。コロナ禍ではありますが関東以外の遠方からも来院されています。
病床は感染防止のため42床(58床中)で稼動し、1788件の手術を行いましたが、在院日数が6日と短いため対応できました。
外来は遠方含め初回受診で検査・手術決定が円滑に進むよう多部門との連携・調整をし、患者さんの満足に繋がる看護を工夫しています。
手術室は術前訪問含む情報をスタッフ・医師と共有し、1日8件前後の手術を安全で効率の良い手術展開に努めています。また認定看護師による術前外来の試みを初めました。まだ数例ですが患者さんの術前の不安軽減に繋がる看護の1つになると期待しています。
病棟はまだ家族の来棟・面会はできませんので、短時間ですが入院時外来ロビーでお会いするご家族との関わりは大切です。退院後の生活を見据え、患者さんが自分の状況を理解し、予測性や見通しが持てるよう、患者さんとご家族への看護を大切に行っています。
患者さんの満足度に関するアンケートでは看護部のみならず診療部含む全部署の職員に対し『親切で温かい対応を受けた。この病院を選んで良かった』と沢山の方からコメントを頂き、私達職員のモチベーションの1つに繋がっています。
今年度の離職率は昨年度と同様に7%でした。当院の看護師の6割が既婚者ですので、産休・育児休暇から順次各セクションに復帰しています。勤務制限のある人、支える人が共に働きやすい職場環境をこれからも大切にしたいと思います。それには看護師一人ひとりが患者さんに必要な看護を考え・実践し、そして一緒に仕事する仲間と自分を大切に考え、サポートしあえる『お互い様』の気持ち・心が持てる事だと思います。
今年度もコロナとの共生になりますが、昨年度の経験・教訓から得た叡智を生かし看護師の育成と看護チームの成長に繋がるよう頑張ってまいります。 そして患者さんから「この病院を選んで良かった!」と信頼して頂けるよう職員のみんなで楽しく・邁進していきたいと思います。
岩井整形外科病院
副院長・看護部長 高嶋 則子