
PLDDとは、Percutaneous Laser Disc Decompressionの略で、椎間板の中の髄核に刺したレーザーファイバーからレーザーを照射して髄核を蒸発させ椎間板ヘルニアを治療する方法です。椎間板を元に戻すわけではありませんので、仙骨ブロックなど従来の手術以外の治療法を試みて、効果が不十分な方にのみ行います。
従来、腰椎椎間板ヘルニアの手術では、最低でも2~3週間の入院とリハビリテーションを必要としていました。
現在、当院では薬や理学療法そしてブロック療法などと、手術の中間に位置する中間療法として、レーザーによる経皮的髄核減圧術を行っています。手術に比べると適応は狭いのですが、十数分のレーザー照射で治療成績は非常に良好です。
PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)の図解
レーザー照射前

レーザーを照射し髄核の一部を蒸発させ空洞をつくります。
レーザー照射後

空洞ができたことで神経根を圧迫していた髄核圧が下がります。またレーザーには消炎鎮痛効果があると考えられております。
PLDDの術前・術後
施術前

施術後

2回目のPLDD
1回のPLDDで症状が改善されない場合、一ヶ月くらい経過をみて、もう一度実施すると良くなる場合があります。※ 2回目の料金も1回目と同じ料金となります。