手術・治療のご案内

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの手術方法について御案内します。椎間板ヘルニアの手術方法、入院日数、保険適用の有無などを掲載しております。

椎間板ヘルニアとは

椎間板の断面図

腰骨(こしぼね)は5つの腰椎と1つの仙骨(せんこつ)、そしてそれぞれの骨の間にある椎間板というクッションからできています。左の図は正常な椎間板です。椎間板は外側部分を線維輪(せんいりん)、その中に髄核(ずいかく)があります。髄核の後方には脊柱管という管が腰骨の中にあり神経が通っています。

 右図のように椎間板の中身である髄核が後ろに出て、神経を圧迫するのが腰椎椎間板ヘルニアです。神経が圧迫されると炎症が起きて、痛みやしびれ、麻痺などの症状が起きます。

椎間板ヘルニアの手術について

椎間板ヘルニアの手術方法

腰椎椎間板ヘルニアに対する手術には大きく分けて2通りの手術があります。1つは椎間板をとって上下の骨を癒合させる方法もう1つはヘルニアと髄核のみをとる手術です。このページではヘルニアと髄核のみをとる手術を紹介します。

腰椎椎間板ヘルニアの手術紹介
手術の種類 術式 麻酔 入院日数 保険適用 有効率
内視鏡下手術 MED 全身麻酔 4~6日 有り >90% 18~20mm程度
内視鏡下手術 FED
(FESS)
全身麻酔 3~4日 有り ≒90% 8~10mm程度
レーザー治療 PLDD 局所 半日~1日 無し
35万円
60~70% 針穴
椎間板内酵素
注入療法
ヘルニコア 局所 半日~1日 有り 60~70% 針穴
切開手術 従来法 全身麻酔 10~14日 有り >90% 50mm~

※ 上記はあくまでも目安です。術前の状態や術後経過、入院日によって個人差があります。

MED(内視鏡下腰椎椎間板摘出術)

MEDとは
MED紹介画像 MEDは内視鏡下で椎間板ヘルニアを摘出する手術です。当院では最もスタンダードな手術です。傷口は18~20mm程度で、最も治療成績は良いですが、4~6日の入院が必要です。
MEDの特徴
メリット
傷痕が小さい。(18~20mm程度)
従来法のように背部の筋肉を大きく切る必要がない。
術後の痛みが軽く、回復も早く、手術部分の細菌感染の危険性が少ない。
退院が早く(4~6日)、日常生活や仕事への復帰が早期に行える。

MED(内視鏡下腰椎椎間板摘出術)について詳しく知る

FED(FESS)(完全内視鏡下腰椎椎間板摘出術)

FED(FESS)とは
FED(FESS)紹介画像 FED(FESS)は、直径7mmの微小内視鏡下で椎間板ヘルニアを摘出する手術です。筋肉の剥離が従来の手術方法より少なく、全身麻酔で行います。
FED(FESS)の特徴
メリット
傷痕が目立ちません。(8~10mm程度)
術後の痛みが軽く、回復も早く、感染の危険性が少なく、呼吸器系の合併症も少ない。
背骨に付いている筋肉を剥がすことが最少。脊柱の安定性を損なうことが非常に少ない。
退院が早く(3~4日)、日常生活や仕事への復帰が早期に行える。
通常の内視鏡下手術よりも低侵襲です。低侵襲とは患者さんのお身体への負担が少ない治療のことを言います。
当院のFED(FESS)には、健康保険が適用されます。
デメリット
術者に高度な技術が求められるため、実施可能な医師が少ない。

FED(FESS)(完全内視鏡下腰椎椎間板摘出術)について詳しく知る

PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術) 現在PLDDは岩井整形外科内科病院のみで実施可能です

PLDDとは
PLDD紹介画像 PLDDは椎間板の中央に針を刺し、その中を通してガラス繊維を入れ、先からレーザー光線を照射して椎間板の中央部を焼灼して神経を圧迫しているヘルニアの圧迫力を下げる手術です。他にもレーザー自体に消炎鎮痛効果が有ると言われています。
PLDDの特徴
メリット
傷痕が目立ちません。(針の穴程度)
日帰りもしくは1泊の入院。術後の回復も早く、日常生活や仕事への復帰が早期に行える。
内視鏡下手術よりも複雑さが少ない。
デメリット
健康保険非適用。

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ヘルニコア注入(椎間板内酵素注入療法)

ヘルニコア注入とは
ヘルニコア紹介画像 椎間板内に酵素を含んだ薬剤を直接注入して、ヘルニアによる神経の圧迫を弱める方法です。 当院では、この椎間板内酵素注入療法にヘルニコアという薬剤を使用します。
ヘルニコア注入の特徴
メリット
傷痕が目立ちません。(針の穴程度)
日帰りもしくは1泊の入院。術後の回復も早く、日常生活や仕事への復帰が早期に行える。
内視鏡下手術よりも複雑さが少ない。
健康保険適用。
デメリット
アナフィラキシー発現の可能性があり、アレルギー体質の方はヘルニコア投与に注意が必要。
過去にヘルニコア注入を受けた方は再度この治療を受けることができない。
全てのタイプのヘルニアにヘルニコア注入が対応するわけではなく、適応が限られる。
腰椎不安定症(疑いも含む)のある患者さんには適応しない。

ヘルニコア注入(椎間板内酵素注入療法)について詳しく知る

  • 岩井グループ
    施設紹介

当グループは東京都江戸川区と品川区に病院が御座います。
腰や首の治療は両病院、スポーツによるケガの治療は稲波脊椎・関節病院で行っております。