新型コロナウイルスに対する当院の対応 (6月16日更新)

手術・治療のご案内

頚椎前方固定術とは

頚椎画像

頚椎前方固定術とは、頚椎椎体前方(首の横)から椎間板を摘出し骨を削り、神経の圧迫を取り除くことにより症状の改善を図る手術です。椎間板を摘出したスペースには、椎間板の代替物を設置します。

 通常の前方固定術は大きく切開して、頚椎から筋肉を大きく剥がして施行しますが、当院では内視鏡を使用しない手術であっても骨や筋肉の傷が大きくならない方法で手術を行います。

対応疾患

頚部椎間板ヘルニア / 頚髄症 / 頚椎症性神経症 など。

頚椎前方固定術の方法

  1. 首の横を皮膚の横しわに沿って約3cm皮膚切開します。
  2. 筋肉、気管などを避けながら、加齢変化している椎間板の中央部分を摘出します。
    できたスペースから脊髄神経を圧迫している椎間板(場合によっては余計にできた骨も)
    摘出し、神経の圧迫を取り除きます。
  3. 椎間板を摘出したスペースに「ケージ」と呼ばれる椎間板の代替物を設置します。
    ケージはピーク素材という人工素材とチタンでできており、中には人工骨が入っています。
  4. ドレーンを設置し、閉創して手術終了となります。ドレーンは通常手術2日目に抜去します。
  5. 切除したケージや人工骨は、半年~2年ほどかけて新しくできてくる骨とともに、上下の頚椎と骨癒合していきます。

ケージ挿入後の写真

頚椎前方固定術のメリット・デメリット

メリット
椎間板ヘルニアや骨棘(骨の突出)など、後方からでは摘出できない病巣を確実に摘出できる。
首の後方にある脊柱管(神経の通り道)を通らなくて済む。
頚椎が不安定である場合、不安定な部分を固定できる。
デメリット
手術部位の近くに頚動脈、気管、食道など重要な器官がある。
すでに損傷を受けている脊髄の機能を元に戻すことはできない。
※神経への圧迫をなくすことで、損傷の進行を防ぐことは可能。

頚椎椎弓形成術の入院から退院までの流れ

手術前日
入院 術前の準備をします。
※ 飲食は夕食まで摂取可能です。
※ 飲水は手術当日朝まで可能です。

※ 糖尿病など合併症のある方は術前に数日間入院して頂く場合もございます。
※ レントゲンやMRIにより詳細な情報が得られない場合は、脊髄造影検査目的の入院を数日間していただく場合がございます。

手術当日
準備 注射・点滴などの事前準備を行います。その後、ストレッチャーで手術室へ移動します。
手術 手術を行います。
術後 病室へ戻ります。
※ 飲水はお腹が動くまで不可、手術当日は絶食。
術後1日
朝食より食事可能。ベッドから起き上がれます。移動時には必ず頚椎カラーを装着していただきます。
術後2日
歩行・日常動作の訓練を行います。
術後7~10日
退院
術後14日
事務作業、家事など軽作業が可能になります。

※ 上記は一般的な予定であり、個人差があります。

頚椎前方固定術をご希望の方はこちら

手術までの流れをご一読して頂き、整形外科外来にて常勤医師の診察をお受けください。

  • 岩井グループ
    施設紹介

当グループは東京都江戸川区と品川区に病院が御座います。
腰や首の治療は両病院、スポーツによるケガの治療は稲波脊椎・関節病院で行っております。